修繕工事項目・修繕周期ページの見方

1,修繕項目と修繕周期および修繕方法

まずは、「推定修繕工事項目、修繕周期等の設定内容」のページを見ていきます。

「修繕工事項目」、「修繕周期」などのタイトルがある下記のような複数枚にわたるページです。

下記は、国土交通省の長期修繕計画標準様式の該当ページです。

マンションによって、修繕計画書は異なりますが同じようなページがあります。

2,ページの見方 例①・②

このページには、下記内容が記載されています。

  • 工事・修繕の個所
  • 具体的な修繕の部分
  • 工事区分(補修・撤去・新設・塗装)など
  • 修繕周期
  • 修繕方法等

下記表の例①を見てみます。

例①

  1. 工事は屋上の防水工事
  2. 屋上の他、塔屋やルーフバルコニーも防水工事を行う
  3. 補修および修繕の周期は12~15年
  4. 撤去・新設は24~30年(撤去・新設とは、既存の防水層を撤去し新しい防水層を敷設すること)
  5. 補修・修繕では目地の打ち替え、保護コンクリートの補修
  6. 撤去・新設では、下地処理を行ったうえでウレタン塗膜防水通気緩衝工法を行う

例①の要領で、例②を確認しましょう。

例②

  1. 工事は雨の掛からない鉄部
  2. 具体的な修繕個所は玄関扉
  3. 塗装を5~7年の周期で行う
  4. 修繕内容は、ケレン(塗装前の汚れや錆を落とす作業)、錆止め塗装、塗替えを行う

管理組合の長期修繕計画書作成をサポートいたします。メニューはこちら

3,見方はすべて同じ 例③

ページは複数枚ありますが、見方は同じです。要領さえ掴めば、あとは気になる箇所に目を通すとよいでしょう。

例③

  1. 修繕は軒天井
  2. 具体的な修繕個所は解放廊下、階段、バルコニー等の軒天井
  3. 塗装を12~15年の周期で行う
  4. 修繕内容は、高圧洗浄、下地処理、アクリルシリコン樹脂塗装を行う

この程度、ざっくり理解できれば十分です。

ちいさな管理

初回ご相談は無料です