修繕工事、理事長の消耗原因は・・・
管理会社でマンション担当者として働いていた時から、わたしの職業をきくと強い興味を示される方々がいた。
それは、分譲マンションの理事長経験者で、大規模修繕工事の際に理事長を経験された方からは、ほぼ間違いなくマンション管理について意見を求められた。
管理会社に管理を完全丸投げしている組合でも、大規模修繕工事を発注する際の理事長は相当苦労されることに間違いはない。
特に、3回目の大規模修繕工事発注となると、理事長が受ける苦労は計り知れない。
管理組合の修繕積立金会計は、経年すればするだけ財政難になっていることが圧倒的に多いからだ。
その一方で、管理会社にとって大規模修繕工事は最大のビジネスチャンスである。
管理組合が財政難だからといって修繕積立金の範囲内で工事を終わらせる考えはない。
コラム「大規模修繕工事と理事長」とNHKの報道
2023年12月19日にNHKクローズアップ現代で「“老いるマンション” 維持費の高騰にどう備えるか」が放送されました。
30っ分間の番組で、大規模修繕工事に掛かるコンサルや工事会社の背信行為および管理会社に拠る第三者管理の闇が報道されていましたが、放送時間が短く深掘りされていませんでした。
この管理組合を取り巻く「闇」は、管理業界では周知の事実であり最近始まったことではありません。
その上、管理会社が行う第三者管理まで始まりマンションの管理組合の周辺には落とし穴であふれている。
そんな管理組合運営に力を理事や理事長として尽力しても、管理組合員(所有者)から誹謗中傷を浴びせられることは珍しいことではありません。
管理組合員同士で揉めている場合ではありません・・・・。
管理組合を取り巻く現状をまずは知ることが重要です。
ちいさな管理 の取り組み
ちいさな管理の代表であるわたしも、マンション管理士であり、マンション管理コンサルタントを名乗っています。また、大規模修繕工事に掛かるコンサルタント業務を請けています。
ここで、わたしたち“ちいさな管理”がお客様から「利益相反」の疑念を持たれないために行っている取組をご紹介します。
みなさんも委託契約を考えているコンサルタントに対して取組をされることをお勧めします。
- コンサル契約時の覚書締結(他の会社からの利益供与を受けない旨の覚書)
- 施工会社合い見積り取得時に、コンサルタントは利益供与を受けない旨を宣言
- 施工会社、コンサルタント、管理組合の三者で利益相反禁止の覚書を交わす
- 管理組合で勉強会を開催し手抜き工事の手法やそのチェック方法を学び管理組合自らチェック機能を働かせる
ここでもやはり、利益相反を防ぐための最も有効な方法は、管理組合が工事会社とコンサルに対するチェック機能を働かせることです。
契約書や覚書があっても、裏で利益供与が行われていれば見破ることは困難だからです。
しかし、知識武装しチェック機能を働かせることが出来る組合には、悪質なコンサルタントは入り込むことを躊躇するでしょう。

なるほど! 狙いはそこか!

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