追記:
東京カンテイによると、2022年の中古マンション管理費・修繕積立金の平均合計額は、築10年の東京23区内70㎡のマンションでひと月当たり2万9782円であった。2012年比で29%増と大きく値を上げている。※管理費および修繕積立金の合計額(駐車場使用料等は別)
ちいさな管理への相談の中には、首都圏の築20年超のマンションで管理費および修繕積立金の合計額が月額4万円(70㎡)を突破しているマンションが目につく。
支出抑制対策を講じなければ管理費等の値上がりが止まらず、マンションの資産価値に重大な影響を及ぼすのではないかと危惧される。
過去記事(2021年データ)
マンション管理新聞(2022年1月5日号)の全国総合データによると、 2021年6月~11月に販売されたマンションの分譲時管理費は全国平均で15,721円であったという。
これは、㎡当たり前期比12円増で過去最高値を大幅に更新している。特に、関東圏では平均19,635円であり、管理費・修繕積立金で毎月3万円近くの支出が必要となる額である。
なかでも、東京23区内では平均管理費は26,124円/月であり突出している。※管理費修繕積立金月額は平均で3.5万円を超える。
しかし、首都圏の㎡当たり管理費の増加は前期比6円であり、全国平均の1/2である。このことから、首都圏以外で新築マンションの管理費が高騰していると考えられる。