修繕積立金の値上げと部屋の売却
理事の方から「話があるから残ってくれ」と言われることは珍しい。
要は、このマンションの修繕積立金の段階増額が心配で、売却を考えているが、どう思うか?という相談であった。
そのマンションは、売り出し時に管理費・修繕積立金が極めて安価に設定されていたため、第1回の大規模修繕工事に際して銀行から借り入れして工事費を賄っていた。
管理会社を替えた際に修繕積立金が小さすぎると指摘を受け、修繕積立金負担額を当初の2倍に引き上げ、かつ、3年毎にさらに引き上げるという段階引き上げ計画を総会で決議していた。