ようやく出された、公正取引委員会の発表

当サイトで何度も取り上げている、マンションの大規模修繕工事に関する談合問題で、ようやく公正取引委員会による調査結果と処分内容が発表された。

2025年3月に調査開始が公表されて以来、待ちに待った結果発表だ。

関東方面を中心に36社の修繕工事事業者と設計コンサルタント2社の実名が公表された。(社名は記末参照)

業界ではこのような談合スキームは周知のものであり、新たな事実ではないが、談合の実態が調査され正式に公表されたことは、管理組合にとって朗報といえる。

設計コンサルタントが主導する 大規模修繕工事

朝日新聞の記事では、設計コンサルタントが談合を主導していると報じられている。

管理組合に「寄り添う」役割を装いながら、大きなキャッシュバックを得るのだから、その罪は重大だ。

しかし、設計コンサルタントの特定はたった2社で、全く足りていないと感じる。少なくとも10社は名が挙がるかと、期待していたのだ。

管理会社にメスが入らず

また、管理会社系の修繕事業者の名が複数挙がっているが、本来であれば談合にかかわっている管理会社自体も処分対象にすべきではないか。

朝日新聞の記事でも、修繕事業者の「営業」先の最初の標的は、管理会社であると報じられている。ゴルフなどの接待を重ね、これから発注される大規模修繕工事の情報を管理会社から得るとされている。

設計コンサル、管理会社、修繕事業者の3つに取り囲まれた状態が、管理組合の大規模修繕工事の実態なのだ。

この構造を明らかにしなければ、今後も管理組合の不幸は続くと予想する。

ボールは国交省の手の中に?

次に注目すべきは、公正取引委員会の調査結果を受けて、監督官庁である国土交通省がどう動くかだ。

これ以上の “見て見ぬふり”は許されない。

【談合で処分見通しの会社一覧】

設計コンサルタント
翔設計東京都
リノシスコーポレーション大阪市
修繕工事事業者
アイピー21東京都
アール・エヌ・ゴトー川崎市
アルテック横浜市
伊勝横浜市
イワサ・アンド・エムズ東京都
SMCR東京都
エム・トラスト東京都
カズキ横浜市
建装工業東京都
合人社エンジニアリング広島市
サカクラ横浜市
J-BISメンテナンス東京都
シミズ・ビルライフケア東京都
シンヨー川崎市
セラフ榎本埼玉県
大京穴吹建設高松市
大塗愛知県
太陽さいたま市
大和横浜市
ダイワテック大阪市
ディーエスケー船橋市
東急コミュニティー東京都
NAKAMURA東京都
南海工業東京都
ニーズワン東京都
日装・ツツミワークス東京都
ニットクメンテ東京都
日本ハウズイング東京都
長谷工リフォーム東京都
富士防横須賀市
ヤシマ工業東京都
ヤマギシリフォーム工業東京都
リソー横須賀市
リニューアルウィングス東京都
リノ・ハピア東京都
LINK’Sさいたま市

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